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あんしん住宅購入術
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更新日 : 20/10/29

購入前に知っておきたい!水害3つのタイプ

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島国で河川も多い日本では、昔から何度も水害を経験してきました。

特に近年は平成30年7月豪雨、令和元年台風19号、令和2年7月豪雨など大きな水害が頻発しています。

そうした背景から、宅地建物取引業法施行規則が改正され、住宅購入や賃貸の契約前に行われる重要事項説明の際、水害ハザードマップの提示が義務化されました(2020年8月28日施行)。

これにより、水害リスクを踏まえた住まい選びがしやすくなりました。

今回は、購入前に押さえておきたい水害の種類と特徴についてお話しします。

洪水とは?

水害ハザードマップでは、3つの水害(洪水、雨水出水、高潮)について、過去のデータをもとに予測した被害の範囲・程度が記載されています。

洪水とは台風や大雨、雪解けなどによって川が増水し、堤防を越えて町や農地などに溢れ出る水害です。

いったん溢れた水の流れは非常に速く、1秒間にプール何杯分もの水が、もの凄い勢いで押し寄せます。

浸水が始まるとあっという間に天井の高さまで来ることも少なくありません。

●洪水が発生しやすい地形・場所

河川が溢れるのは、急激に増えた水量が排水しきれない場合です。

洪水が起きやすい傾向があるのは、次のような地形です。

・河川の合流地点

・川幅が狭くなるところ

・川が屈曲しているところ

・微高地(※)に囲まれた低地

※河川が運んできた土砂が堆積してできた、周囲よりわずかに高い土地(扇状地など)

 雨水出水とは?

通常、生活排水や雨水は下水処理場で浄化された後、河川に排出されます。

しかし、ゲリラ豪雨のように短時間に大量の雨が降ると処理能力を超えてしまい、汚水や雨水が市中に流れ出します。

これが雨水出水(あまみずしゅっすい)、または内水(ないすい)です。

近年は都心部の市街地で多発し、都市水害として問題になっています。

雨水出水は比較的ゆっくり浸水し、人命への危険は小さいといえます。

しかし、道路が冠水すると路面が見えなくなり、歩行者が側溝やくぼみに足をとられてケガをしたり、蓋の外れたマンホールに落ちて大事故に繋がりかねません。

●雨水出水が発生しやすい地形・場所

周辺より低い土地は水が溜まりやすいため、被害を受けやすいといえます。

近隣に河川がない場所でも発生します。

・海抜ゼロメートル地帯

・谷底低地、海岸低地

・窪地

・干拓地

・地下街への階段

・アンダーパス(立体交差で掘り下げ式になっている下の道路)

高潮とは?

高潮とは、台風や発達した低気圧によって海面が異常に上昇し、堤防を越えて(または決壊して)市中に流出する災害です。

ちなみに、同様の現象が地震によって引き起こされるのが津波です。

海水は桁違いに量が多いため、いったん流出すると一気に広がり、被害も広範囲に及びます。

●高潮が発生しやすい地形・場所

高潮の規模は、台風の規模や進路によって左右されます。

また、水が溜まりやすい地形は被害を受けやすい傾向があります。

例えば、次のようなところです。

・南向きの湾(台風の進行方向に湾が開いているため)

・海岸線が奥まっているところ(海水の逃げ場がないため)

・ゼロメートル地帯

水害の特徴を知り、住まい選びや防災対策に活かしましょう。

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