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更新日 : 19/11/22

「住宅ローン返済」と「老後の備え」、両立のコツ

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「老後資金2000万円問題」以降、これまでにも増して老後への備えに関心が高まっています。多くの人にとって大きな課題となるのが「住宅ローンの返済」と「老後資金の準備」の両立です。どうすれば上手く行くのか、その方法を探ってみましょう。

みんなはどのように準備している?

少子高齢化により、一人の高齢者を支える現役世代の人数が年々減り続け、年金問題や年金不安のなか、みんなは年金以外の老後資金をどのように準備しているのでしょうか?

NPO法人日本FP協会のアンケート調査の結果を見てみると、男女全体で最も多かったのが、老後資金は「預貯金で備える」という回答でした(表1参照)。

表1.年金以外に老後資金をどのように準備していますか?(複数回答)

無題
※出典:NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会「全国の20歳以上男女1200人に聞いた『老後とお金に関する調査』」(2016年)より

貯金は着実で間違いのない方法ですが、問題は住宅ローンを返済しながら老後の貯蓄をどう実現していくのかという点です。

子どもがいる世帯では、教育資金の貯蓄も避けて通れない大きな負担となるでしょう。他にもレジャーや不意の出費、病気への備えなど、貯蓄が必要なことが色々あります。

貯蓄しやすい時期をめがけて貯める

家計を長い目で見ると、比較的ゆとりがある時期もあれば、出費がかさみ苦しい時期もあります。住宅ローンはそのような変化にかかわらず、返済し続けなければなりません。

苦しく厳しい時期の貯蓄は無理を伴うため、暮らしに潤いが失われギスギスしかねません。おすすめしたいのは、ゆとりのある時期にできるだけ集中して、計画的に貯蓄することです。お金ができた時にという発想では、貯金は貯まらないものです。

その好機は、子どもにかかる費用が少なくてすむ3つの時期です。

①子どもが生まれる前

②子どもの幼稚園・小学校の時代

③子どもが社会人になった時

このうち、①と②の時期は教育資金を貯めることを最優先にします。

老後資金の貯蓄は、教育費の負担が終わる③からが本格的にスタートと、切り分けて考えるのがポイントです。

住宅ローン返済が定年後に続くのは、リスク大

一般的に、住宅ローンの返済期間は最長35年間(完済時年齢80歳)となっています。借入れ時の年齢が40歳なら、最長75歳まで返済が続くことになります。

このような、定年以降も返済が続く資金計画は避けたいところです。若いうちは「再就職や定年延長で働き続けるから、返済できる」と思っても、体力・気力は低下し、病気のリスクも高まります。ゆとりある老後は、先手を打って準備することで実現できると言えます。

なお、退職金は住宅ローンの返済に充てず、全額を老後資金に回すと肝に銘じて準備しましょう。

●繰り上げ返済の時期

住宅ローンの毎月の返済額を抑えるために借入期間を長期に設定し、繰り上げ返済(返済期間短縮型)によって定年前の完済を目指す人は少なくありません。できるだけ早期にまとまった額を返済するに越したことはありません。

しかし、ローンの返済をしながら教育資金の貯蓄、さらに繰り上げ返済分も貯めるとなると家計が厳しくなるケースも少なくないでしょう。

近年は、少額でも手数料なしで繰り上げ返済が可能な金融機関が増えてきました。毎月少しずつ繰り上げ返済していくだけでも効果はあります。

繰り上げ返済で大切なのは、自分にとって無理のない時期や金額を見極めて行うことです。

例えば、子育が成長して妻が働き始め収入が増えた時、また子どもが社会人になり支出が減った時などもスタートのタイミングと言えます。

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