LIXILリアルティ.comスマートおうち探し

あんしん住宅購入術
LINEで送る

更新日 : 19/09/20

つなぎ融資の上手な活用法

分譲マンションや建売住宅など完成済みの住宅を購入する場合、代金は住宅ローンの融資実行日に一括で支払い、それと同時に住宅が引き渡されます。

しかし、注文住宅の場合は引き渡し以前に土地購入や着手金など多額の支払いが発生します。

こうした金額を用意できない場合に、一時的に資金を借り入れることができます。それが「つなぎ融資」です。「つなぎ融資」の借入金は、住宅ローンの融資実行後に清算することになります。

つなぎ融資の対象となるのは?

一般的に、注文住宅の場合、完成までには次の①~④のような支払いが発生します。

①土地購入時・・・購入代金(すでに土地を所有している場合は除く)

②着工時・・・着手金

③上棟時・・・中間金

④完成・引き渡し時・・・残金

上記のうち①~③は、融資実行前に支払う必要があります。「つなぎ融資」を受けると、①~③の代金を借り入れることができます。

着手金(②)と中間金(③)の相場は、それぞれ建築代金の30%、残金(④)は40%というのが一般的です。

または着手金・中間金・残金(②③④)を各3分の1ずつ支払うことも多いです。

例えば建築代金3000万円の場合、着手金と中間金はそれぞれ900万円~1000万円ほどになります。

利用する際の注意点

着手金や中間金などを現金で用意できない場合、「つなぎ融資」はありがたい存在ですが、次のようなデメリットもあります。

①金利が高め

通常の住宅ローンの金利は1~2%程度ですが、「つなぎ融資」は3%前後と高く設定されています。また、借入期間が短期のため、利息は日割計算となります。

②諸費用がかかる

ローン事務手数料や印紙代がかかります。

・ローン事務手数料・・・金融機関により異なりますが、10万円のところが多い。

・印紙代・・・借入額が1000万円~5000万円の場合、2万円。

③取り扱っていない金融機関もある

金融機関によっては、「つなぎ融資」を取り扱っていないところもあります。住宅ローンと同じ金融機関で借りたいと考えている人は、早めに「つなぎ融資」の有無を確認しましょう。

④住宅ローン控除の対象外

住宅ローン控除の適用条件には「工事完了後6カ月以内に居住し、その年の12月31日まで引き続き住んでいること」があります。

工事完了前にかかるお金(土地購入代金、着手金、中間金)を借り入れる「つなぎ融資」は、この条件に合わないため対象外となります。

「つなぎ融資」の負担を少なくするには?

上記のようなデメリットを考慮すると、「つなぎ融資」の金額は少ないに越したことはありません。次のような方法を検討してみましょう。

①つなぎ融資不要の住宅ローンを利用する

金融機関の中には、着工前に融資してくれる住宅ローンを取り扱っているところがあります。インターネットで「つなぎ融資不要の住宅ローン」などで検索すると、該当する金融機関を探すことが可能です。

②親から借り入れる

金融機関ではなく、親から低金利で借りる方法もあります。ただし、資金を「もらった」と見なされると贈与税がかかりますので、口約束は禁物。

きちんと「金銭消費貸借契約書」を交わすことが重要です。

契約書に記載する項目は次の通りです。

・契約年月日

・借入金の受領年月日

・貸主・借主の住所、氏名、押印

・借入金額

・返済方法(返済額)

・利息(親子でも利息は付ける)

・遅延損害金

・期限利益の喪失条件(契約通り返済しなかった場合、一括返済するという約束)

返済金は、手渡しでなく口座振り込みにして、贈与ではないことの証拠を残すことが大切です。

③工務店と交渉してみる

必ず通るというわけではありませんが、工務店に着手金や中間金の減額や引き渡し時の一括支払い条件について、交渉してみるという方法もあります。

便利な「つなぎ融資」ですが、金利が通常の住宅ローンより割高になるなど、いくつかのデメリットもあります。無理のない範囲で利用することが大切と言えます。

 

ページの一番上へ