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あんしん住宅購入術
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更新日 : 18/12/18

人と環境にやさしいZEH(ゼッチ)って何?

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これからの住まいのスタンダード

現在、国が力を入れているエネルギー政策の一つに、ZEH(ゼッチ)の普及があります。ZEHとは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略称です。

省エネルギー化と再生可能エネルギーの導入により、年間の一次エネルギー消費量を正味(ネット)ゼロに近づける住宅のことで、「ゼロエネルギー住宅」と呼ばれることもあります。

一次エネルギーとは石炭、石油、太陽光、風力、水力など、自然界に存在する加工前のエネルギーのことです(それらを加工してできたガソリンや電気、ガスを、二次エネルギーといいます)。

国がZEHの普及に力を入れている背景には、日本のエネルギー自給率の低さがあります。

中国、アメリカ、インド、ロシアに次ぐ世界第5位のエネルギー消費国でありながら(日本原子力文化財団「原子力・エネルギー図面集」2016年より)、自給率はわずか7.4%と極めて低く、ほとんどを輸入に頼っているのです(資源エネルギー庁「日本のエネルギーを知る20の質問 2017年版」より)。

そこで、エネルギー自給率改善の切り札として、2020年までに新築注文戸建住宅の半数以上を、2030年までには新築住宅全体(建売戸建住宅や分譲マンションを含む)の平均をZEHにすることを目標に掲げています。

ZEHとはどんな住宅なのか、もう少し詳しく見てみましょう。

断熱・省エネ・創エネが3つの柱

ZEHは、断熱・省エネ・創エネの3つが基本の柱となっています。具体的には、断熱と省エネで消費エネルギーを減らし、同時に太陽光パネルの設置などによってエネルギーを創り出し(創エネ)、家庭のエネルギー消費量をプラスマイナスゼロにすることを目標としています。

ZEHと認められるのは、下記①から③の要件をすべて満たしたうえで、年間の一次エネルギー消費量が「基準一次エネルギー消費量」を超えない住宅です。

※「基準一次エネルギー消費量」とは、住宅の面積、建て方(戸建かマンションか)、地域などに関する条件をもとに算出された、1年間に使用すると想定される一次エネルギー量のことです。

◆ZEHと認められる住宅の要件

①断熱:地域ごとに定められている断熱性能の基準(強化外皮基準)を満たしていること。※外皮とは、外壁や窓、天井、床をさす。

②省エネ:エネルギー消費の大きい給湯、照明、空調、換気に省エネ性の高い家電や設備を導入し、消費エネルギーが基準値より20%以上削減されること。

③創エネ:再生可能エネルギーを導入すること(太陽光パネル、蓄電池など)。

ZEHのメリットとは?

ZEHには、次のようなメリットがあります。

●家計が助かる

光熱費を大幅に削減でき、太陽光発電により創出した余剰エネルギーは、売電して収入にすることもできます。なお、売電価格は契約後10年間は固定価格ですが、10年過ぎると、その時の売電価格になる点は注意が必要です。

●健康に良い

室内、廊下、浴室、トイレなど、居室間の温度差が少ないため、冬場の急激な温度変化による血圧上昇(ヒートショック)のリスクを軽減できます。また、夏は涼しく冬は暖かいため、エアコンが苦手な人も1年を通じて快適に過ごせます。

●環境にやさしい

太陽光発電により、二酸化炭素排出量を削減できます。

●災害に強い

地震などの災害時に、長時間電気供給が止まった場合でも、蓄電池が稼働していれば電気を使用することができます。

なお、デメリットとしては、初期費用が高いことや、間取に制限がある場合があることがあげられます。住宅メーカーや建築会社に理想の条件を伝え、相談してみましょう。

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