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更新日 : 18/10/08

固定期間選択型住宅ローン、期間が終了した後はどうする?

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回答者:ファイナンシャル・プランナー 北見久美子

<質問内容>

10年間の固定期間選択型の住宅ローンを利用して、住宅を購入する予定です。借入期間を30年にしようと思っているのですが、固定期間が終わった後はどのような選択をするのがよいでしょうか?(東京都足立区 35歳 会社員)

回答:固定期間選択型の住宅ローンの多くは、固定期間の金利が優遇されているため、優遇終了後に金利がアップすることは避けられないと言えます。

残存返済期間が短くなっている場合はさほど大きな負担にはならないかもしれませんが、10年以上残っている場合には、再度、固定期間選択型に借り換えて優遇の恩恵を受けるなど、できるだけリスクの少ない選択をするのが得策でしょう。

固定期間選択型住宅ローンとは

10年間の固定期間選択型とは、借り入れ当初10年間は固定金利、その後、改めて変動金利か固定金利を選択するという住宅ローンです。

多くの固定期間選択型住宅ローンは、固定期間に限り優遇金利が適用されるため、変動並みの低金利で固定金利の安心感も得られるとあって人気があります。しかし、期間が終了すると優遇がなくなってしまうため、金利は上がり、返済額も増えることになります。

固定期間終了後の選択肢

固定期間が終了した後の選択肢は、大きく分けて3つあります。

①変動金利を選ぶ(同じ金融機関で借り入れを継続)

同じ金融機関内で変動金利を選択する場合、特別な手続きは不要です。原則として、固定期間が終了すると自動的に変動金利に切り替わります。

②固定金利を選ぶ(同じ金融機関で借り入れを継続)

変動金利を選ぶ場合と異なり、指定された期間内に手続きをする必要があります。金融機関によっては手数料がかかる場合もありますので、事前に確認が必要です。

③条件の良い他の金融機関のローンに借り換える

上記①②の場合、固定期間より金利が上がることはほぼ確実です。

しかし、他の金融機関の固定期間選択型ローンに借り換えることによって、優遇金利の恩恵を受けられるケースもあります。ただし、借り換えには、原則として住宅ローン手数料や保証料などがかかりますので、確認しましょう。

残存期間が長い場合は、金利上昇リスクの回避がカギ

固定期間終了後、どの選択肢がよいかはケースバイケースですが、判断基準の一つにローンの残存返済期間があります。

残存返済期間が短い場合は、多少金利が上昇しても返済負担が大きくのしかかるリスクは少ないと言えますが、10年以上残っている場合、できるだけ低金利のローンに借り換えるのも一案です。

ご質問のケースでは、固定期間10年が終わったあと、残存返済期間は20年ありますので、他の金融機関の固定金利選択型ローンに借り換えを行い、優遇金利の恩恵を受けるのが得策かもしれません。あるいは、固定期間中に繰り上げ返済を行うことで、残存返済期間を短縮する方法もあります。

どの方法を選ぶにせよ、今のうちに固定期間終了後はどうするかを検討しておき、その時が来たらスムーズに切り替えができるように準備しておきましょう。

(プロフィール)北見久美子 きたみ・くみこ  CFP(ファイナンシャル・プランナー)&消費生活アドバイザー。個人相談数千件の経験を生かし、「ライフプランに生かすお金の活用法」など、全国各地で住まいに関する講演を行っている。雑誌などでも連載多数。主な著書に『親のお金の守り方』『助成金がわかる本』『50歳からのお金のきほん』などがある。日本FP協会会員。

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