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更新日 : 18/05/28

1つの物件を複数の会社が扱っているのはなぜ? 会社の選び方は?

a2753d1ced117d10c4c2e92389305424_s回答者:ファイナンシャル・プランナー 北見久美子

<質問内容>

インターネットでマイホームを探していると、同じ物件に対して複数の不動産会社が広告を出しています。それはなぜでしょうか? また、何をポイントに不動産会社を選べば良いのか、アドバイスをお願いします。(神奈川県横浜市 35歳 会社員)

回答: 売主から直接、売却依頼を受けた不動産会社と、そうでない不動産会社がそれぞれ広告を出しているためです。どの会社にコンタクトを取れば良いのか迷ってしまいますが、一番良いのは、担当者と接してみて信頼できたり、相性が良いと感じた会社を選ぶことです。

物件には「直物」と「先物」がある

通常、なにか商品を販売する場合には、自分のお店の商品を販売するのが一般的です。ところが、不動産の取引はちょっと異なります。

売主から売却を直接依頼された不動産会社だけでなく、売主から依頼を受けていない不動産会社も買主の仲介できる仕組みになっています。

なぜ、そのようなことが可能かというと、全国のほぼすべての不動産会社が加盟している「レインズ」というネットワークシステムがあり、現在売り出し中の物件が登録され、情報が共有されているためです。

不動産業界では、売主から直接、売却依頼を受けた会社の物件を「直物」、依頼を受けていない会社の物件を「先物」と呼んでいます。例えば、A社が売主から物件の売却依頼を受けた場合(直物)、A社は当然、インターネット上に物件情報を掲載したり、チラシ広告を配布したりして買主を探します。

一方、レインズでその物件情報を見たB社が、「この物件は魅力的だから、わが社でも扱いたい」と考えた場合、A社に承諾を得ることができれば、B社も広告を出し、買主を探すことができます(先物)。

このようなケースは多く、結果として1つの物件に対して複数の不動産会社が広告を出すことになるのです。

どちらの不動産会社が良いか?

では、売買契約を結ぶ場合、「直物」と「先物」ではどちらを選ぶのが良いのでしょうか?結論から言うと、専門知識が豊富であなたの身になって誠実に対応してくれる不動産会社なら、「直物」か「先物」かは関係ありません。

あえて、それぞれの特徴を言うならば、一般的に「直物」は、間に入る不動産会社が1社のみで、売主・買主双方と直接つながっているため、取引がスムーズに進みやすく、価格や条件の交渉もスピーディに運ぶ傾向があります。

一方、「先物」は、売主とつながっていないため、売主利益に傾くことなく、100%買主の立場に立って意見を言い、交渉を進めてくれる傾向があると言われます。

最終的には、実際に担当者と話をしてみて、あなたが最も相談しやすく、頼りになると思う不動産会社を選ぶことが大切です。

(プロフィール)北見久美子 きたみ・くみこ  CFP(ファイナンシャル・プランナー)&消費生活アドバイザー。個人相談数千件の経験を生かし、「ライフプランに生かすお金の活用法」など、全国各地で住まいに関する講演を行っている。雑誌などでも連載多数。主な著書に『親のお金の守り方』『助成金がわかる本』『50歳からのお金のきほん』などがある。日本FP協会会員。

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