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更新日 : 17/11/29

中古マンションの築年数と価格下落の関係は?

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回答者:ファイナンシャル・プランナー 北見久美子

<質問内容>

築10年以内の築浅で、できるだけ性能が良くてリーズナブルな物件を探しています。物件価格は築3年、5年、10年と古くなるにつれて下がるにしても、その下がり方に一定のパターンや目安はあるのでしょうか? 物件選びの参考にしたいので教えてください。(東京都多摩市 34歳 会社員)

回答:中古マンションの価格の下がり方に決まりはありません。最初から築年数を絞り込み過ぎないほうが、良い物件に出会えるチャンスは広がると言えます。

築10年を境に値下がり方は緩やかになる

中古マンションの価格は築年数が古くなるほど、右肩下がりに安くなっていきますが、決まったパターンはなく、築年数が1年古くなるごとに価格が何パーセント程度下がるといった目安も見つけることができません。

これまでの事例から大きな流れとして言えることは、築10年までは下がり方がやや大きく、築10年を過ぎるとなだらかになり、築20年を超えるとあまり価格が下がらないという傾向があります。

築20年前後でも良い物件がある

アンケート調査などによると、マイホーム購入希望者は「築10年以内で探したい」と考えている人が多いようです。築浅物件は内装や設備などが古さをさほど感じさせないこともあり、やや割高になっても好まれやすいといえます。

一方、見方を変えると、築10年以上の物件にも注目する価値があります。

たとえば、マンションがまだあまり普及していない頃に建てられた物件のなかには、人気駅や住環境の良い場所にあるケースが少なくありません。

また、バブルがはじけた1994年以降には、企業の撤退による跡地や運動場だった土地が再開発されるなど、立地条件の良い大規模マンションが相次で建築されました。

このように、築20年前後のマンションには立地、管理ともに良好な物件が多数あります。人気エリアで、通常はなかなか売りに出ないお得な物件に出会うことも珍しくありません。

耐震性の面でも、1981年6月1日以降に建築確認を受けていれば、「新耐震基準」を満たしているので構造的には安心です。

構造や管理状態を総合的に見て判断を

築年数に気を取られず、中古マンションを選ぶ上で注意したいのは、断熱性や遮音性など物件ごとの構造や性能です。

古い物件のなかには、築浅物件に比べてやや劣るケースもあります。購入に際しては、物件ごとに構造や管理状態などをチェックして総合的に判断しすることが大切です。

いずれにしても、最初から築10年以内などと限定して探すと、出会いのチャンスを狭めてしまう可能性があります。古くても予想以上に好条件のお買い得物件もありますので、選択の間口は広くして探すことをおすすめします。

 

(プロフィール)北見久美子 きたみ・くみこ 

CFP(ファイナンシャル・プランナー)&消費生活アドバイザー。個人相談数千件の経験を生かし、「ライフプランに生かすお金の活用法」など、全国各地で住まいに関する講演を行っている。雑誌などでも連載多数。主な著書に『親のお金の守り方』『助成金がわかる本』『50歳からのお金のきほん』などがある。日本FP協会会員。

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