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あんしん住宅購入術
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更新日 : 17/11/14

耐震・制震・免震って、どこが違う?

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「耐震構造」は、建物の強度を高めて倒壊を防止

地震に強い家の実現のため、「耐震」「制震」「免震」の技術が進歩しています。3つは、それぞれ機能が異なりますが、どのように違うのか、特徴をお話しします。

「耐震」は揺れ自体を抑えるものではない

「耐震」とは、文字どおり地震に耐える強さのことで、住まい選びの重要なポイントの一つです。

2000年の阪神大震災では、亡くなった人の約8割が家屋の倒壊による圧死・窒息死でした。地震の際に建物が凶器にならないよう、壁や柱、骨組みを強化したり、補強材を入れて建物自体に強さをもたせたりするのが「耐震」です。

1981年6月1日以降に建築確認を受けた新耐震基準は、震度6強~7程度の揺れに耐えられる(倒壊しない)建物とされています。

耐震基準を満たしている=揺れにくいと思いがちですが、「耐震」は揺れ自体を抑えるものではありません。ですから、家具には必ず転倒防止対策をして、ケガから身を守り、家具の破損を防ぐようにしましょう。

なお、新耐震基準ができる前の建物でも、外側から壁面を補強する工事を行って耐震性を高めることができます。

 

「制震構造」は「しなり」で揺れを軽減

「制震」は「制振」と表記されることもありますが、同じ意味です。

内壁と外壁の間にダンパーと呼ばれる振動を軽減する装置を設置することによって、建物にしなり(粘り)をもたせて地震のエネルギーを分散し、建物の損傷を軽減します。前述の「耐震」が建物をがっちり堅くするのとは対照的です。

大きな地震の際は室内の家具が転倒したり、棚の上からものが落ちてガラスが飛び散ったりして、けがをする人が少なくありません。

制震を取り入れた建物は揺れが軽減されるため、そのような事故を抑えられると言えます。また、地震のほか、強風による揺れにも効果を発揮します。

 

「免震構造」は「積層ゴム」で揺れを絶縁

「免震」は、地面からくる揺れの伝わりを防止する技術です。

一般的に、建物は地面の上に直接建てますが、「免震」構造の場合は地面と建物の間に積層ゴムを設置し、絶縁体の役割を果たすことで揺れを伝えにくくします。揺れが大幅に軽減されるため、建物の倒壊や家具の転倒を防止することができます。

「制振」より大きな揺れを防ぐ効果は高いと言われていますが、装置が大がかりになるためコストも高めです。

また、広い土地が必要なため、主に高層ビルや大きな建物に導入されることが多いです。

 

マンションの規模や立地、地盤の状態などにより、どの構造(工法)が向いているか、また、どれとどれの組み合わせがより効果的かも異なります。住まい選びの際は、3つの視点から「地震に対する強さ」を確認しましょう。

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