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あんしん住宅購入術
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更新日 : 17/09/22

マンション火災を防ぐには。防火体制は?

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マンションの防火体制を確認する

2017年6月14日、ロンドンで発生したタワーマンション火災のニュースは、世界中に衝撃を与えました。今回は万一の場合、被害を最小限に食い止め、また、スムーズに避難できるマンションを選ぶには、どんな点に注目したらよいのでしょうか?。

●内見でのチェックポイント

2003年(平成15年)に消防法が改正され、各住戸に消防設備の設置が義務付けられました。一口に消防設備と言ってもさまざまなものがありますが、内見の際、目で見て確認できるのは次の部分です。

・消火器

共用部の場合、消火器は火元になりやすい場所から歩いて20m圏内に設置することが義務付けられています。また、半年に一度、消防設備点検が行われ、点検済みのものにはシールが貼られています。そこに使用期限が記載されていますので、期限内のものが設置されているかを確認しましょう。

・避難経路

購入を検討している住戸からの避難経路を確認します。非常階段や避難はしごは避難しやすい位置にあることが重要です。誘導灯の有無や位置も確認しましょう。

また、防火扉の前や共用部の廊下に私物などが置いてないかどうかも要チェックです。置いてあると避難の妨げになるため、重要なポイントです。

「防火管理者」が、きちんと選任されているか?

50人以上が住むマンション(延べ床面積500㎡以上)では、消防法により、住人のなかから防火管理者を選出することが義務付けられています。しかし、なかには防火管理者が不在だったり、いても機能していなかったりするケースもあります。

●防火管理者の役割とは?

防火管理者とは、文字どおりマンションの「防火管理」を推進する責任者のことで、国家資格です。防火管理者になるには、市町村が指定する講習(2日間)を受講したうえで、試験に合格する必要があります。その役割には、次のようなものがあります。

・「防火管理に係る消防計画」の作成・届出

・消火・通報・避難訓練の実施

・消防用設備などの点検・整備

・火気の使用・取り扱いに関する監督

・避難・防火上必要な構造および設備の維持管理

・収容人員の管理

・その他防火管理上必要な業務

住人への訓練が行われているか?

ロンドンのマンション火災では、逃げ遅れて被害に遭った人が多数いました。

いざという時に自分たちのマンションを守ることができるよう、定期的に消火・通報・避難の訓練が行われているかどうかのチェックも重要です。

これらの訓練は防火管理者が作成した消防計画に基づいて、マンション内で自衛消防隊を組織し、実施されることになっています。

隊長は防火管理者、全住人が隊員となりって初期消火、通報連絡、避難誘導、救出・救護、消防隊への連絡などを訓練するものです。実施の時期や回数は、消防計画によって決められています。

マンション内のコミュニケーションは円滑か?

このように、マンションの防火対策は住人が主体となって行います。そのため、住人同士のコミュニケーションが円滑に行われているマンションは、非常時の意思疎通や協力体制もできやすく、訓練などにも積極的に参加しているケースが多く、安心感が高いと言えます。

また、そのようなマンションは、住人一人ひとりが「住環境をよくしていこう」という意識が高く、共用部などもきれいに保たれているため、防火体制の点だけでなく住まいとしても快適と言えそうです。

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