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あんしん住宅購入術
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更新日 : 17/08/28

ボーナス返済の金額はどのように決めればよい?

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回答者:ファイナンシャル・プランナー 北見久美子

<質問内容>

賃貸マンションに住んでいますが、住宅の購入を検討中です。現在の家賃や貯蓄の分を考えると、毎月13万円くらいは何とかローンで返済していけると思いますが、月々の家計にゆとりが欲しいので「ボーナス返済」を検討しています。

でも、ボーナス支給額は景気の影響を受けやすいと思います。返済額はどのように決めればよいのでしょうか? 定年までに完済したいので、借入期間は30年が希望です。
(神奈川県横浜市 30歳/会社員、妻30歳/会社員)

回答: 金融機関や「フラット35」のサイトにあるローンシミュレーションで試算してみましょう。ただし、ボーナスの支給額が下がる可能性も考慮し、借り過ぎないことが大切です。

ボーナスで返済ができる金額には上限がある

住宅ローンでボーナス返済をする場合、金額の上限が設けられていることをご存知でしょうか?

住宅金融支援機構の「フラット35」は融資金額の40%以内、銀行ローンでは50%以内のところが多いです(地方銀行のごく一部には40%以内のところもあります)。

あなたに合うボーナス返済額を知るには、「フラット35」や各金融機関のサイト内にあるローンシミュレーションが便利です。

どのサイトにも、いくつかのシミュレーションメニューがありますが、多くの人に利用されているのは、毎月の返済額から借入可能額を割り出す方法です。

現在負担している家賃額などから「このくらいなら返済できる」と思う金額と返済期間や金利を選ぶと借入可能額が瞬時にわかります。この借入可能額をもとに返済額を割り出すのがおすすめです。

ボーナス返済額を仮定して、毎月の返済額を調べます

では、ローンシミュレーションを使って、ボーナス返済額を試算する方法をご紹介します。今回は、例としてみずほ銀行のシミュレーションを使いました。(みずほ銀行 ローンシュミレーション

◇借入期間30年、変動金利0.625% (*1)、毎月返済額13万円の場合

①ボーナス返済額を入れずに試算する。

シュミレーション「お借り入れ可能額」を使って、毎月の返済額、借入期間、金利タイプを入力して借入可能額を試算すると、4266万円という結果でした。この金額を借りると想定して、返済額を割り出します。

②ボーナス返済額を入れて毎月の返済額を試算する。

次にシュミレーション「住宅ローン返済額試算」を使います。

借りたい額を4266万円として、ボーナス月の返済額を毎月返済額の2倍として返済額を試算します。すると、毎月返済額は約11万1000円、ボーナス月は約22万2000円となります。ボーナス返済をすることで、通常の月の返済額を3万2000円減らすことができます。

このように2段階で試算すると、ボーナス返済をすることで毎月の家計に多少ゆとりが出ることがわかります。当初はボーナス返済を利用し、後に毎月返済だけで組み直すという方法もあります。

ボーナス返済額は、多くし過ぎないように

ボーナス返済をする場合の注意点をお伝えします。

現在あなたの勤務先が業績好調で、年2回のボーナスが順調に支給されていても、将来、景気の影響を受け、1割2割カットされる可能性もないとは言えません。ボーナス頼みで返済額を多くし過ぎないようにしましょう。

一概に、月額収入の何割までならよいとは言えませんが、将来の教育費の負担なども考慮し、個々の家庭の事情に合わせて慎重に決めるのがよいと思います。

 

(*1) 2017年8月28日時点 みずほ銀行 変動金利

 

(プロフィール)

北見久美子 きたみ・くみこ

CFP(ファイナンシャル・プランナー)&消費生活アドバイザー。個人相談数千件の経験を生かし、「ライフプランに生かすお金の活用法」など、全国各地で住まいに関する講演を行っている。雑誌などでも連載多数。主な著書に『親のお金の守り方』『助成金がわかる本』『50歳からのお金のきほん』などがある。日本FP協会会員。

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