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あんしん住宅購入術
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更新日 : 17/08/07

自営業者でも借りやすい住宅ローンと、注意点は?

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回答者:ファイナンシャル・プランナー 北見久美子

<質問内容>
私はキャリア15年のフリーライターです。昨年結婚をし、現在マイホーム購入を検討しています。過去数年間の年収は600万円前後で安定していますが、サラリーマンと違って住宅ローンの借り入れが難しいと聞きました。私のような自営業者でも借りやすいローンを教えてください。また、手続きにあたり注意すべき点はありますか?(埼玉県さいたま市 37歳 自営業)

回答
勤務先や職業を問わない「フラット35」がおすすめです。自営業者の方はローンの借り換えが通りにくいので、最初のローン選びを慎重に行うことが大切です。

銀行の「継続的な安定収入」の基準は、事業継続3年以上

住宅ローンの人物審査で最も重視されることは、「安定した収入が継続的に見込める人」という点です。個人事業主の多くは、サラリーマンと比較して景気の影響により収入が変動しやすい立場にあるため、この点がネックになりやすいのは事実です。

銀行の住宅ローンの場合、申し込み条件のなかに「事業開始後、3年を経過していること」「事業継続年数が3年以上」などの項目を設けているところがほとんどです。したがって、銀行の住宅ローンを利用する場合は、最低3年間というキャリアをクリアすることが必要です。

ご質問者は、ライターとして事業を15年間継続され、過去数年間の年収も600万円前後とのことですから、この点は問題がないと言えるでしょう。ただ、年収が高くても、金融機関によっては自営業がハンデになる可能性もあります。審査に通りやすくするために、頭金を多めにして借入額を少なめにするなどの方法をとるのがよいと思います。

職業を問わない「フラット35」がおすすめ

自営業の方におすすめしたい住宅ローンは、住宅金融支援機構の「フラット35」です。金利が全期間固定のローンですから、返済額が先々まで見通すことができ、仕事のプランが立てやすいというメリットがあります。

銀行のローンとの大きな違いは、何と言っても勤務先や職業による選別を一切行わない点です。したがって、自営業であること自体が不利になることはありません。実際に、自営業の方が同じ銀行で「フラット35」とその銀行独自の住宅ローンを申し込んだ場合、フラット35だけ審査に通ったというケースも少なくないようです。

もちろん、返済能力を審査する上で収入が重要である点は「フラット35」でも同様です。自営業者の場合、借入申込年度の前年および前々年の公的収入証明書(納税証明書および確定申告書の写し)を提出することになっています。例えば、2017年度に申し込みをする場合、2016年と2015年の公的収入証明書が必要となります。

借り換えは考えず、慎重なローン選びを

最後に、1つ注意点をお伝えします。最近では、より低金利で有利な条件のローンに借り換えを行う人も増えてきています。しかし、自営業の方の場合、借り換えは非常に難しいと言えます。したがって、最初の住宅ローン選ぶときはサラリーマン以上に慎重に行うことが大切です。

マイホームを購入して幸せに暮らしている自営業者の方は大勢おられます。自信をもって住まい探しを進めてください!

(プロフィール)

北見久美子 きたみ・くみこ

CFP(ファイナンシャル・プランナー)&消費生活アドバイザー。個人相談数千件の経験を生かし、「ライフプランに生かすお金の活用法」など、全国各地で住まいに関する講演を行っている。雑誌などでも連載多数。主な著書に『親のお金の守り方』『助成金がわかる本』『50歳からのお金のきほん』などがある。日本FP協会会員。

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