心地よい睡眠を得る為の寝室づくりは?
寝室に適した部屋の広さは?
心地良い睡眠が得られる寝室を作るにはどのようにすればよいのでしょうか?。
夫婦の寝室を考えてみましょう。例えば、夫婦のどちらかが、夜遅くまでリビングでTVを見た後、ベッドに入ろうとする際、物音で相手の睡眠を邪魔してしまうと、心地よい睡眠が得られません。
また、ベッドの中で本を読んだりすると、その明かりで相手が心地よく眠れなかったりすることもあります。
最近は、お互いのプライベートを尊重する為に、夫婦の寝室を分ける場合も多くなっているようです。
まずは、寝室に適した部屋の広さについて考えてみましょう
一般的にベッドのサイズには以下のようなものがあります。
キングベッド:幅1.8m
クィーンベッド:幅1.7m
ダブルベッド:幅1.4m
セミダブルベッド:幅1.2m
シングルベッド:幅1m
それに対し、一般的な部屋の縦横寸法は次のようになっています(カーペットサイズ基準)。部屋の縦横比は物件によって違いますのであくまで目安です。
6帖:2.6mx3.5m
4.5帖:2.6mx2.6m
4.5帖の部屋を考えてみましょう。
4.5帖の幅を2.6mとし、クローゼットの扉開閉に0.9mのスペースが必要だとします。
この場合、クイーンサイズのベッド(1.7m)をクローゼットと逆側の壁に寄せてギリギリ入る広さになります。
シングルベッド2つを奥には、クロゼット扉と干渉する可能性がでてくる為、かなり厳しい間取りとなります。
4.5帖ではベッド一つが基本となります。
クィーンサイズのベッドを壁に寄せる場合でも、左右からベッドに入る動線をとることはできない為、一人が手前に寝ていた場合、足元からベッドに入らざる得ません。その際、相手の安眠を妨げることもあるでしょう。
次に6帖の部屋を考えてみましょう。幅を3.5mと考え、クロゼット扉の開閉に0.9m必要だと仮定すると
シングルベッド2つを置く余裕がありますが、セミダブル2つだと片側の壁に寄せないと厳しい広さとなります。
ベッドを一つでよいなら、キングサイズベッドを置いても左右から入る動線が可能になります。
6帖は、ベッドを2つ置くギリギリの広さということになります。
また、8帖になるとベッドの足元側にスペースが広がる為、ドレッサーが置けるスペースがでてきます。
安眠に繋がる色、照明は?
色には人の気持ちを高ぶらせたり、落ち着かせたりする効果があります。
快適な眠りに入るためには、気持ちを落ち着かせるカラーを寝室に使うことがポイントになります。
アースカラーのブラウンやブルー、グリーン、グレーは気持ちを落ち着かせる効果があります。
床や、家具、寝具をブラウン系に統一したり、壁紙、寝具にブルーやグレーを使うと、快適な眠りに繋がります。
また、色を3色くらいに絞ることで、気分を落ち着ける効果があります。
快適な眠りには照明にも気を配りましょう。
まぶしすぎない、寝た時に光が直接目に入らないことが基本になります。
寝る時にまぶしくならないよう、部屋全体の照明にはリモコンで調光できる照明を使うと便利です。
電気スタンドを補助的に使い、天井から照明を照らさなくても、明るさが維持できるようするとよいでしょう。
ダウンライトを使う場合には注意が必要です。ベッドの真上にダウンライトを設置するのはNGです。
寝た時に直接、光が目に入ってしまい、眠りを妨げてしまいます。
どうしてもダウンライトを使いたい場合は部屋の隅に設置し、直接目に入らない配慮をする必要があります。