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更新日 : 16/06/27

戸建てvsマンション、メンテナンスコスト比較

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戸建ては修繕積立金がかからない?

住宅も設備も、使い続けているあいだに劣化や不具合が生じます。快適な住環境を保つためにはタイミングよく、適切なメンテナンスを行うことが不可欠です。

しかし、メンテナンスのコストはどのくらいかかるのでしょう?

「戸建てはマンションと違って、月々の修繕積立金がかからないので、安上がり」という声を聞くことがありますが、本当でしょうか?

今回は1カ月や1年といった短期間ではなく、30年間住み続ける場合を想定して、マンションと戸建てのメンテナンスコスト=生涯コストを比較してみました。

30年間でメンテナンス費用を比較してみる

戸建のメンテナンス費用

戸建て住宅は、「管理費」「修繕積立金」などマンションで毎月出ていくメンテナンスコストはかかりません。一見、家計の運営がラクなようにも思えます。

しかし、戸建ては屋根から軒下、屋内の設備、庭がある場合はその手入れに至るまで、自分で時期を見極めて点検や修繕、交換などのメンテナンスを行う必要があります。

その費用はどのくらいかかるのでしょうか?

日本FP協会によると、新築戸建住宅に30年間住んだ場合の試算は以下の通りです。

・外壁塗装:200万円
・屋根塗装(スレート葺):100万円
・軒先・軒裏塗装:60万円
・雨どい・床下メンテナンス:60万円
・シロアリ防除:120万円
・クロス張り替え:60万円
・サッシまわりのコーキング:90万円

30年間では、合計690万円ほどになります。(日本FP協会「夢をかなえるくらしとお金のワークブック」より)

このほかにキッチン、浴室、給湯器などの設備交換や庭の手入れ費用が100万~300万円ほどかかります。取得する住宅によって差はありますが、30年間で合計800万~1000万円はかかると言えるでしょう。

マンションのメンテナンス費用

マンションの修繕積立金が30年間でいくらになるのか、国土交通省「マンション修繕積立金ガイドライン」に基づいて試算してみます。

<建物の総床面積:5000㎡、階数:10階建、住戸の床面積:70㎡の場合>

1カ月あたり:9800円~1万8550円
30年間:352万8000円~667万7800円
※建物の規模や、専有床面積により異なります。

この試算結果を見て、「戸建てより安い!」と思う人もおられるかもしれません。しかし、修繕積立金は共用部分だけのメンテナンスにあてられるため、先述の戸建ての試算に含まれている「クロス張り替え」などは入っていません。

ほかにも設備交換や内装の修繕、リフォームなど、住戸内のメンテナンス費用は各自で用意する必要があります。合計すると、600万円~1000万円にはなると思われます。

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マンションVS戸建て、生涯コストは同じくらい

結論は、30年の生涯コストで見ると、メンテナンス費用はマンションも戸建てもさほど変わらないということになります。違いは、「修繕積立金」という形で毎月支払うか、必要な時に支払うかです。

マンションでは共用部分の「修繕積立金」を毎月払いますが、住戸内の修繕は別途自分で行うことになりますので、毎月積み立てることをおすすめします。

戸建ての場合は、すべて自分の判断で修繕費用を用意することになります。そのときになってあわてないように、購入したらすぐに毎月の積み立て貯金を始めましょう。もし、その自信がない場合は、マンションを選んだほうが安心かもしれません。

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