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あんしん住宅購入術
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更新日 : 16/05/13

やってしまった!中古住宅購入の失敗③ 住宅ローンのボーナス併用は危険

大手企業に勤める川崎さん、35歳の時、子供の幼稚園入学をきっかけに4000万円の新築マンションを購入しました。(今回は新築です)

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自己資金が少なかっため、フルローンで35年のローンを組むことに。これまでの家計をみると、シュミレーションした月々の返済額を支払っていくには、少し生活を引き締めなければなりません。そこで、月々の返済額を少なくするため、ボーナス時に20万円を返済することにしました。

川崎さんは大手企業にお勤めです。これまでボーナスの支給額にそれほど大きな変動もなく、ボーナス時に返済する20万円はそれほど大きな負担ではないように思えました。

大学を卒業してからずっと社会的にもよく知られたその会社で働いていたため、銀行から何の問題もなく、融資を実行してもらうことができました。当然、川崎さん自身も定年までずっとその会社で働くつもりでした。

終身雇用制度が揺らぐ日本

しかし、ここ数年の景気の低迷、海外企業との競争激化によって、川崎さんが勤める会社も業績が悪化し、リストラの波が押し寄せてきました。

そしてついには、外資系企業に買収されることになってしまったのです。川崎さんはとうとう転職をする決断をしました。

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40歳を超えて、今までと同じ条件で雇用してもらえる転職先はなかなか見つかりません。やっとのことで新しい仕事につくことはできましたが、待遇は以前よりだいぶ悪くなっています。ボーナスも安定的に支給されるかどうか不安が残ります。

また、子供も小学5年生になり、まわりのお友達は塾に通い始めています。川崎さんの住む地域では多くの子供達が私立の中学校を受験するそうです。妻からも子供を塾の通わせたいとせっつかれるようになりました。

今となってはボーナス時の20万円の返済が大きな負担になってきました。

月々の支払額を減らす目的でのボーナス併用は危険

住宅ローンの返済期間は20年~35年などたいへん長期間になります。その間に、リストラ、転職、入院、親の介護、教育資金の増加など、どのような環境の変化、人生の転機が訪れるかは誰にもわかりません。

最近のニュースを見てわかるように、日本を代表する大手企業であっても、将来に渡って安定的な経営が続けるかはわからないのです。また日本の終身雇用制度は大きく揺らいでいます。今後 欧米型の転職が当たり前となる環境に日本が変化していくのは想像に難くありません。

月々の支払額を減らす目的でボーナス併用払いを選ぶと、このような環境に変化に対応できないことがあります。

当然、ボーナス併用払いをやめて、月の返済に変更することはできます。しかし変更手数料がかかる上、家計が厳しい中、月々の支払が増えることになります。

住宅ローン組む時には、なるべくボーナス併用返済を避けるようにしましょう。ボーナス返済は、月々で返済しているのと結局は同じことです。そして月々の返済が苦しいということは、返済計画自体に余裕がないことを意味します。

頭金を増やすことができるのならば増やす、また、返済期間を長くして、余裕ができた時、繰上げ返済する、資金的に無理のない物件を選ぶなど、将来の環境変化も考慮をしたうえで、無理のない返済計画をたてましょう。(T.S)

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