トイレ、キッチン、お風呂が綺麗なお宅のお掃除のコツ(おうち閑話)
家のなかで一番お掃除が大変な場所といえば、キッチン、トイレ、お風呂などの水周りでしょう。いつも水周りが綺麗なお宅で、かならずと言ってよいほど実践されているお掃除のコツがあります。強力な洗剤を使ったり、最新のお掃除道具を使うことではありません。
常に水周りを綺麗に保つコツ、それは「使った後にササっと掃除」を習慣化することです。
まず、トイレのお掃除ですが、朝トイレを使った時、トイレクイックルなどで、トイレタンクの手洗い鉢から、床までササっと拭いてみてください。その後、トイレブラシでトイレの鉢の中を軽く掃除してください。決してゴシゴシこする必要はりません。
手順が身につき習慣化ができると、1~2分程度ですべての作業を終わらすことができます。「朝トイレを使った時に掃除をする」を習慣化することが肝です。わざわざ「トイレ掃除をしないと」と思うとなかなか手がつけられず、トイレ掃除をする間隔が長くなっていくのです。
トイレ掃除の間隔が長くなると、強い洗剤を使って、ゴシゴシ擦っても落ちない、水垢や輪じみがつきます。トイレ掃除にかける時間が長くなり、トイレ掃除を始めるのに、更に思い切りが必要になるという悪循環が起きます。
キッチンについても同じです。食器を洗ったあとに、水切りカゴに溜めないで、食器の水分をふき取り、食器棚にもどします。また、最後にカウンター、シンク内の水気まで綺麗にふき取ります。
水切りカゴは10cm2の中に約200万個の雑菌が潜んでいると言われています。除菌をし、乾燥させない限り、雑菌は増える一方です。食事後にキッチン周りの水気をふき取りまでするのは面倒ですが、洗った食器は、いつかはふき取って食器棚にもどさなければならないのですから、5分ほど頑張ってみましょう。
お風呂は、お風呂から出たら、洗剤を軽くかけてすばやく洗ってしまいます。お湯を流した後は浴槽が暖かいので、汚れが取れやすい状態になっています。翌日まで放っておくと、水垢が固着したり、簡単には取れない汚れになってしまいます
できれば、一番最後に簡単に水気をふき取りましょう。それが面倒くさければ、仕上げに、水を全体にかけて、浴室の温度を下げます、その後、換気扇をまわすか、窓をあけておきましょう。そうするとカビの発生を抑えることができます。
「使ったあとにササっと掃除」を実践すると水周りはいつも綺麗な状態に保てます。しかも、日を空けて掃除するよりも、トータルでみると短時間でお掃除ができることになるのです。(T.S)