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更新日 : 15/08/09

家賃を払い続けるなら購入した方が得?(おうち閑話)

家
こんにちは、LIXILリアルティのT.Sです。私が家の購入を検討している時「今の家賃を払い続けるなら購入した方が得ですよ」と何度か業者さんから言われたことがあります。その時「確かにそうだよね」と、えらく納得していたのですが、本当に家賃を払うくらいなら購入した方が得になるのででしょうか?

結論からいうと「わからない」が答えだと思います。将来のリスクを考えれば、得かもしれないし、損かもしれません。今日はローンを組んで家を購入する際にリスクについて考えてみたいと思います。

業者から提示される月々のローン支払額ですが、たいていは金利が安い「35年の変動金利」で積算してあります。当然、変動金利ですので、将来インフレになれば金利が上昇し、月々の支払額が増えます。恐らく、業者から「金利が上昇しても、5年間は返済額は変わらないので安心です」と言われるかもしれません。しかし結局、いづれかの時点で、上昇した金利分を支払う必要があります。(ブログ 変動金利型のメリットとリスク)。

「金利が上がったら借り換えをすればいい」という思われるかもしれません。しかし、金利上昇のスピードが想像よりも早いケースもあります。日本でも数年で4%程度も金利が上昇したことあります。また、借換えを検討している時点では、金利がどちらに転ぶかわかりません。後年になって、その時の金利が上昇曲面だったか、下降曲面だったかが判ることになります。検討をしているうちに借換えのタイミングを逃すこともあり得ます。

また、ローンを組んで家を購入することは、今の家賃を固定し35年間に渡って家賃を払い続けることです。資産価値の面から考えると、新築から価値が下がっていく資産に、定額の家賃を払い続けることになります(上がる場合もありますが)。

長い人生の中では、様々な環境の変化があるかもしれません。特に40代くらいになると、教育費の負担が大きくなります。また転職をして収入が変わったり、病気で働けなくなる可能性も0ではありません。やむ得ない事情で売却をしなければなくなった場合は、資産価値がローンの残債を下回っていた場合は、現金で差額の残債を支払う必要があります。

結構忘れがちですが、家を所有しているかぎり、修繕・フォーム費用、固定資産税、マンションでは修繕積立金や駐車場代がかかってきますので、ローンの月々の支払いと家賃だけを比較していると、思った以上に家を維持するのにお金がかかることになります。

当然、家を買うことには良い点もたくさんあります。例えば、定年までにローンを支払ってしまえば、老後の住居費が少なくて済む。インフレになれば資産価値があがる、なによりも自分の家ですので、気兼ねなく生活できる。所有する満足感もあります。注意したいのは、「今の家賃を支払い続けるなら購入した方が得だ」という理由だけでローンを組んで家を購入しようとすることです。

それぞれのリスクには対応方法もあります。頭金を多めにいれたり、家を購入後も貯蓄を続けたり、資産価値を維持しやすい立地や中古住宅を選んだり、これらもあわせて検討すれば、将来の不確実性も抑えられるのではないでしょうか?(T.S)

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