「住み良い都市世界一」世界から見た東京の魅力って何だろう?(おうち閑話)
こんにちは、LIXILリアルティのT.Sです。
イギリスの月刊誌モノクルが2017年発表している「世界の住み良い都市ランキング」で東京が3年連続1位にランキングされました。また、京都が12位、福岡が14位にランキングされています。東京が高い評価を得た理由は、巨大都市にもかかわらず、静かで、平和的な雰囲気が共存していることだそうです。
このランキングの面白いところは、「自転車での移動のし易さ」、「コーヒーやワイン1杯の値段」、「ランチの値段」まで都市評価の基準にいれているところです。ちなみにモノクルの資料では、東京のランチの価格は975円(7.5ユーロ)、15位に入ったパリのランチ価格は1950円(15ユーロ)となっていました(飲みにいけますね!)。インバウンド消費など、海外からの買い物ツアーや文化体験ツアーなどが話題になっているように、東京は物価が安い都市として海外から認識されているようです(数年前は、円高の影響か世界一物価の高い都市でした)。
また、東京の巨大さを表す指標として国連の統計があります。東京(神奈川、埼玉、千葉を含めた首都圏)は世界で唯一、人口が3000万人を超えるマンモス都市圏であるだけでなく、2017年総生産においても世界一(1.52兆ドル)(https://financesonline.com/10-wealthiest-cities-in-the-world-its-not-new-york-or-london-at-the-top/)となっており、スペイン(1.3兆ドル)の国内総生産を上回っています。その他の指標をみると、2017年アメリカのコンサルティング会社ATカーニーが発表している「世界都市指数」では、東京がニューヨーク、ロンドン、パリに次ぐ4位にランクされており、東京の都市力の高さがうかがえます。
また東京の不動産価格の安さを表す指標として、2017年10月日本不動産研究所の新築高級マンション価格の世界比較があります。東京を100とした場合、香港は187、台北122、上海133、シンガポール110、ニューヨーク120、ロンドンは221となっており、東京の不動産価格の安さは世界から際立っています。海外の投資家の目から見れば東京は魅力的な投資対象に映るかもしれません。東京オリンピックに向けて、東京の各所では大規模な再開発も行われており、今後更に住みよい都市としての魅力が増していくかもしれませんね。
おまけ、他に東京が世界トップレベルなもの、「ミシュランガイドの星の合計数世界一」、「水道管の漏水率の低さ3%程度で世界トップレベル」「新宿駅の乗降客数347万人/日で世界一(2016年)」私も世界一に貢献する一人です。(T.S)
■モノクル「世界の住み良い都市ランキング2017」
https://monocle.com/film/affairs/quality-of-life-survey-top-25-cities-2017/
1位東京
2位ウィーン
3位ベルリン&ミュンヘン
5位メルボルン
6位コペンハーゲン
7位シドニー
8位チューリッヒ
9位ハンブルク
10位マドリード
11位ストックホルム
12位京都
13位ヘルシンキ
14位福岡
15位香港
16位リスボン
17位バルセロナ
18位バンクーバー
19位デュッセルドルフ
20位アムステルダム
21位シンガポール
22位オークランド
23位ブリズベン
24位ポートランド
25位オスロ