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あんしん住宅購入術
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更新日 : 15/04/13

用途地域をチェックしないと、近くに思わぬ建物が建つ可能性が・・

街並み

建てられる建物は、「用途地域」で決められている

子供時代を過ごした街に何十年ぶりかで訪れたら、ビルが建ち並び街の様子が一変していた、などという経験はありませんか?街は時代とともに変化しますが、建物は無秩序に建てられているわけではなく、建築基準法によって、その土地に建ててよい建物・建ててはいけない建物の種類が定められているのです。それが用途地域です。したがって、今は存在しなくても、定められた範囲の建物なら、将来建つ可能性もあるのです。マイホームは長く住むことになるだけに、用途地域を知って購入することがとても重要です。用途地域とはどういうものか、具体的にお話ししましょう。

用途地域は大きくは3つ、細かくは12種類に分類されている

用途地域は全部で12種類あり、大きくは「住居系」「商業系」「工業系」の3つに分けることができます。

1.「住居系」地域の特徴(7種類)

住むための環境を優先し、それ以外の建物の建築を制限した地域です。
7種類あり、制限の厳しい順に

①第一種低層住居専用地域
②第二種低層住居専用地域
③第一種中高層住居専用地域
④第二種中高層住居専用地域
⑤第一種住居地域
⑥第二種住居地域
⑦準住居地域となります。

①の第一種低層住居専用地域は、3階以下の低層住宅と診療所、保育所、幼稚園、小中学校しか建てることができないため、いわゆる「閑静な住宅街」で暮らしたい人にはぴったりです。しかし、買い物には少々不便かもしれません。ある程度の利便性を求める場合は、スーパーやコンビニが建てられる③の第一種中高層住居専用地域が暮らしやすいでしょう。
⑤の第一種住居地域以降は、パチンコ店やカラオケボックスの建築も認められていますので、慎重に検討しましょう。

2.「商業系」地域の特徴(2種類

商業施設が増え、賑やかさが増すのが「商業系」です。

⑧近隣商業地域
⑨商業地域の2種類あります。

イメージとしては、⑧は近隣住民が日用品を買いにくる店やスーパーのある地域、⑨は繁華街や駅前に大きな商業施設があるような地域で、ビルが立ち並び、小規模の工場も建築が認められています。地価は高めで豊かな自然や静かさは望めませんが、共働きなどで通勤のアクセスや利便性を求めるなら好都合といえます。

3.「工業系」地域の特徴(3種類)

「工業系」は、住居地域や商業地域よりも建築制限がゆるいのが特徴です。工場ばかりと思われがちですが、戸建て住宅やマンションもあります。都心で人気のベイエリアのタワーマンションの多くは、工業系地域に建設されています。

⑩準工業地域
⑪工業地域
⑫工業専用地域の3種類に分類されます。

このうち住宅を一切建てることができないのは⑫の工業専用地域だけです。⑩の準工業地域は町工場と住宅が混在しているエリアで、危険性や環境悪化の恐れのある工場の建設は認められていません。⑪の工業地域は、あらゆる種類の工場を建設できます。学校や病院は認められていないため、子育て世帯は注意が必要です。工場跡地の場合は、念のため、以前どんな工場があったかを確認しましょう。化学薬品を使用していたなら土壌汚染の可能性があるため、おすすめできません。

隣接する土地の「用途地域」も要チェック

用途地域が細かく入り組み、住居系地域のすぐ隣が工業系地域というケースもあります。購入する場合は、隣接する土地の用途地域の確認も行いましょう。市役所の窓口で問い合わせるか、自治体によってはネットで確認できるところもあります。
「閑静な住宅地」「駅前の便利な立地」「環境と利便性がある程度満足できて、子供の学校に近いところ」「住み替えも視野に入れ、将来売れやすい物件」など、住宅購入の希望・条件は人によって様々です。用途地域をよく知って、ライフスタイルに合った住宅を選びましょう。

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