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更新日 : 15/03/09

遮音性の高いマンションの見分け方

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騒音はマンショントラブルのもと

騒音はマンショントラブルの大きな原因のひとつです。なかには深刻なトラブルに発展するケースもあります。

マンションの遮音性能を左右するのは、主に床・壁・窓です。今回は、それぞれの遮音性をどのように見分ければよいのかをお話しします。

床の遮音

床を通じて伝わる音には、2種類あります。

<軽量床衝撃音>

軽量床衝撃音とは、床にスプーンなどの軽い物を落としたり、椅子を引いた時に出る音です。

フローリングに遮音材を貼った「遮音フローリング」を使うことで「軽量床衝撃音」は低減することができます。

遮音フローリングの性能はL値で表されます。L値が小さなフローリングほど遮音性に優れています。

例えば、築10年程度のマンションでは、LL45のフローリングが多く使われていました。

最新のマンションや、遮音に厳しいマンションでは、最も遮音性の高いLL40の遮音フローリングが採用されています。

また、マンションで管理規約には、リフォームする際に採用しなければならないフローリングのL値が決められています。

フローリングのリフォームをする際には、管理規約にあったフローリングを使用する必要があります。

マンションの中には、床がカーペットになっているものがあります。カーペットは、LL45~LL40程度の遮音性を持っているので、カーペットをフローリングに変更するには、同等の遮音性能を持ったフローリングを使用する必要があります。

<重量床衝撃音>

人が飛び跳ねたり、重いものを落とした時のドスンという音です。

重量床衝撃音は床のコンクリートが厚いほど低減されます。

20年前くらいまでは、150mm程度のコンクリートの厚みが一般的でした。最近のマンションは、床のコンクリートの厚みを200mm以上にすることが多くなっています。

ちなみに、重量床衝撃音の遮音性能はLH値で表され、値が小さいほど遮音性に優れています。一般的なマンションではLH50、遮音性の高いマンションではLH45を目標に設計されます。

壁の遮音

隣の住戸からの音は、壁のコンクリート(戸境壁)が厚いほど低減されます。

壁のコンクリートの厚さが180mm以上であれば、遮音性が高いマンションと言えます。

しかし稀に、壁コンクリートに狭い隙間(構造スリット)を設けているマンションがあります。これは、建物にかかる力を逃す為に設けているものですが、この隙間から音が漏れることがあります。

また、壁の仕上げ方も、音の伝わり方に影響する場合があります。

石膏ボードとコンクリートと間に空間を設ける「二重壁」(GL工法など)と、コンクリートに石膏ボードを直接貼る「直貼り」がありますが、二重壁の場合、コンクリートと石膏ボードの間で音が共鳴する「太鼓現象」が起こる可能性があります。

壁の遮音性能はD値で表記され、値が高い方が遮音性が高くなります。集合住宅でD-50は「好ましい水準」、D-55であれば「非常に遮音性が高い」設計がされています。

窓の遮音

周辺に幹線道路があるなど外から入る音には、遮音性の高い窓を設置すると音が軽減されます。

窓、ガラスは、遮音性能が低い方から高い方に並べて次のようなものがあります。

①単板ガラス:普通の一枚のガラスです。遮音性はそれほど期待できません

②ペアガラス:二枚のガラスの間に空気層を設けることで遮音性を高めたガラスです

③防音合わせガラス:二枚のガラスの間に膜を挟むことで遮音性を高めたガラスです。

④二重サッシ:既存の窓の内側にもう一つ窓を設置します。遮音と同時に断熱性も高まります。

外からの 「人がやや大きな声で話す音」(60㏈)が、単板ガラスのサッシでは「普通の声」(40㏈)程度になるのに対し、二重サッシでは「ささやき声」27㏈程度にまで音を軽減できます。

近隣とのコミュニケーションが、音の感じ方を左右する

音をうるさいと感じるかどうかは、心理的な要素も影響します。

同じ音でも、近隣とのコミュニケーションが良好だと、気にならないという調査結果もあります。

また、音の感じ方や気になる音の種類は人によってさまざまです。「これまで騒音のクレームやトラブルは一切ありませんよ」と聞いても、それがあなたと家族に当てはまるとは限りません。

騒音の問題は非常に難しい問題ですので、マンションを選ぶ際は十分気を付けた方がよいでしょう。

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